きっとお気に入りがみつかる雛人形の選び方、5つのポイント

工房ひな雛雛人形の選び方って難しいですよね。女の子のお子さまが誕生されて雛人形を選ぶ際、何を基準に選ぶべきでしょうか?

雛人形と一口に言っても色々な種類が有り、外見も違えばお値段も違うし、雛人形の種類の名前を見てもピンとこないという方も多いのではないでしょうか。

雛人形選びは一生に一回若しくは、数回のお買い物です。こちらの記事では、どなたにでもわかりやすい様にお気に入りのお雛様が見つかる雛人形の選び方の5つのポイントを解説しています。

Pont1:衣装着と木目込み

雛人形は大別すると衣装着のお雛様と木目込みのお雛様に分けられます。

どちらもそれぞれに特徴が有りますが、実際の販売店でも、どちらがお好みか聞かれることも多いので、どちらが良いか、先ずは印象やデザインから検討してみるのが最初のポイントです。

  • 衣装着のお雛様

衣装着のお雛様の特徴は、人が実際に着物を着ているような艶やかさが特徴です。比較的に大きめのサイズであることが多く、事前に仕立て上げた(作成した)着物を着せつける人形であることから、ふわっとした衣装に豪華な印象を受けます。

一般的には衣装着のお雛様と認識していなくとも、雛人形と言えば、衣装着を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

  • 木目込みのお雛様

工房ひな雛-百花雛木目込みのお雛様の特徴は、元々、溝がある胴体(ボディ)に衣装の端を木目込む(衣装の端を差し込む)ため、一般的には小さくて、可愛らしく型崩れがしにくい点が特徴です。

胴体に合わせて衣装を木目込むため、様々な形の胴体が有り、人形に作者のこだわりや個性が出やすく、多様なお雛様が製作される点も大きな特徴です。

Point2:お顔

お顔はお雛様全体の印象を左右する非常に重要な要素です。お雛様の数だけお顔が有り、お好みに合わせて選んで頂くものとなりますが、お顔は、2種類の「描き目」と「入れ目」に大別されます。

描き目は、読んで字のごとく、筆でお人形のお顔に目を描く技法です。熟練の職人でなければ、こなすことができない大変難しい作業と言われており、上品な古来からの雛人形という印象があります。

描き目と言えば、木目込み人形のお顔、入れ目と言えば衣装着の人形の特徴でしたが、最近は木目込み人形にも入れ目を使用したお雛様も多くなってきました。

 

  • 入れ目(衣装着)
  • 入れ目(木目込み)
工房ひな雛「優」シリーズお顔

ご家族皆さまでどんなお顔が良いか相談して頂く、またご自身のお子さまに似ているお顔という観点でお選び頂くという方もいらっしゃいます。是非お好みのお雛様のお顔を探索してみてください。

Point3:大きさ

雛人形の大きさ一昔前は、大きなご自宅に広い和室があり、そこへお子さまの背丈よりも大きいお雛様を飾るというご家庭が多かったのですが、近年は、少子高齢化という社会環境や都市型へライフスタイルが変化することで、そんなに大きなお雛様を飾れるスペースがないといったお声を聞くことが大変多くなってきました。ご参考までに下記のグラフは、新設の住宅(首都圏)の床面積の推移です。各種住宅の面積を平均すると、コンパクトになってきているのがわかります。

  • 着工新設住宅の床面積の推移
住宅統計

出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/index.html

 「着工新設住宅の一戸当たり床面積の推移(首都圏:総平均、利用関係別)調査」(国土交通省) (http://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html)を加工して作成

ご自身のご自宅のどこへお雛様を飾りたいのか?また、どれくらいの大きさのお雛様が良いのか、実際にご自宅のスペースを計測した上で、お雛様探しを始めると、意外と早く理想のお雛様が見つかるかもしれません。

お雛様を置いた場合にどこに置いて、どんなお部屋にしたいか、考えてみるのも雛人形選びの一つの醍醐味です。実際に店頭に置いてあるもののサイズを販売員の方に聞いて実際にチェックさせてもらったり、カタログに記載されているサイズを参考にしたり、インターネットのホームページからチェックをしたりと、ご自身のペースで納得のいくサイズ感のお雛様を探してみましょう。

Point4:素材と製法とアフターサービス伝統工芸士の雛人形

雛人形と一口にいっても素材や製法は様々でその雛人形毎に、また製作しているメーカー毎に異なります。また購入した後もしっかりと対応してくれるお店なのか。あまり見た目にはわからないことや起きてみないと考えない細かな点かもしれませんが、一生に何回も購入するものではない雛人形です。是非細かな点にも目を向けて、しっかりと見て、聞いてみましょう。販売店やお雛様毎に違いのある気になる点は、例えば以下の通りです。

  • お衣装の生地の素材は?
  • お雛様の製作者は?
  • お雛様の製法は?
  • 万が一壊れてしまった時の修理等のアフターサービス体系は?

木目込み3製品カタログやホームページで各社雛人形メーカーそれぞれが上記に対するこだわりや取組を紹介しています。あまり目に見えない点ですが、長年愛用して頂くものですので、丈夫なものなのか、万が一壊れてしまうことがあった場合には、どうすればよいのか、よくよく比較をしてみてください。安心して購入ができる信頼できるメーカーやお店を探してみましょう。

Point5:お値段

雛人形のお値段は一般的には安いものとは言えず、はっきり言ってピンキリです。数万円程度から、高いものは、数十万円ものよっては、数百万円する大変高価なものもあります。一般的にはお値段が高価なものほど、豪華な見た目や様々な職人のこだわりがちりばめられているものが多いです。

ご予算は、お客様それぞれによって異なり、重視するポイントもまたお客様それぞれによって異なりますが、あくまで当工房へ来店されるお客様の一般例では、10万円程度のご予算でお雛様をお探しになる方が多い印象ですが、下記のような調査もあり、11万円~30万円位のご予算の方が多いようです。ご参考までにご覧ください。

 

【参考:雛人形の購入時の予算】 出典:ハッピーノートドットコム

データハッピーノート.com

しかし、大事なのはお子さまの健やかな成長を願って、親御様の気持ちを込めて贈るということです。どんな製品にでも言えることかもしれませんが、お値段で物の良し悪しが全てが決まるものではありません。

一度、色々なお雛様を見た上で、是非ご自身の予算をご検討してみてはいかがでしょうか。またご自身の予算を先ずは、大体設定した中で、考えてみるというのも現実的な選び方です。じっくりご家族様の中で、ご相談してみてください。

まとめ

大きく5つのポイントでお雛様の選び方をご説明させて頂きました。「何も分からない中で5つのポイントをすぐに考えるのは難しいな」と思われる方も多いのではないかと思います。上記の5つのポイントの中で重視するポイントを2つか3つ程度に絞ってみてください。

そうすると、きっと貴方がお気に入りの雛人形を見つけるために、先ず優先するポイントが見えてくるのではないでしょうか。そして、ある程度購入候補が絞れてきたら、再度その他のポイントについて改めて考えてみてください。

雛人形は決まった時期にしか飾らない一年に一度の雛祭りのためのものですが、毎年毎年お子様の成長を実感し、また健やかな成長を願う古来からの大切な行事です。

是非納得のいく、とっておきのお雛様を探してみてください。雛人形が皆さまご家族の幸せを紡ぐ存在でありますよう工房スタッフ一同お祈りしています。